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第3288回週報

例会日:2023年12月15日

           

会長の時間/佐々木会長

皆様本日もご出席ありがとうございます。本日は年次総会ということですが、通常は12月の第1週にあるとのことですが、私の都合で今年は2週目と言うことにさせていただきました。今日は僧侶の格好をしておりますので、職業お坊さんの話をさせていただこうと思うんですが、うちのお寺では毎年12月1日から5日まで「報恩講(ほうおんこう)」と言う行事がございまして、この「報恩講」と言う法座は浄土真宗の開祖であります親鸞聖人をお偲びさせていただくもので、浄土真宗のお寺で1番大切な行事です。それがうちのお寺では12月1日から5日と毎年決まっておりますので、今回第1週の金曜日は1日だった為、特別休会として、本日年次総会とさせていただきました。そうやって考えてみると、私自身年次総会にこれまであまり出席した記憶がないなと、おそらく報恩講により欠席していることが多いんだろうと思いまして、今年の年次総会につきましては、あらためて流れ等をいろいろ確認させていただきました。報恩講といいますのは、親鸞聖人をお偲びさせていただく行事と申しましたが、元々は親鸞聖人が亡くなられて33回忌の時に曾孫であります覚如と言う方、これは西本願寺の初代を親鸞聖人といたしますと曾孫の覚如が3代目になるんですが、その覚如と言う方が親鸞聖人の33回忌にあたり、報恩講式と言う作法をまとめられまして、それから今日まで、毎年浄土真宗のお寺ではこの報恩講が1番大切な行事として勤まっていることです。ちなみに親鸞聖人の御命日は1月16日なんですが、実はこれ西本願寺の方では1 月16 日としておりますが、東本願寺では11月28日を御命日としております。と言うのは明治6年に暦が旧暦から新暦に変わりました折に東本願寺では史実であります日付をそのままに11月28日に、西本願寺ではそれを新暦に当てはめ1月16日に毎年お勤めするようになったと言う経緯がございます。ちなみに言うと明治5年の12月は暦の切り替えにより2日しかなかったそうで、公務員などは給与支払いがなかったそうです。その頃、当時国家も大変困窮しておったそうで、国家公務員の給与を減らすためにも暦の変更があったなどと言う説も言われます。ちなみに親鸞聖人の遺言と言われる『御臨末の御書』にはこんな言葉を言っておられます「一人居て喜ばは二人と思うべし、二人居て喜ばは三人と思うべし、その一人は親鸞なり。」と、臨終にあたり、この後は仏と生まれて常にあなたと共にあるますと言うことを仰ったわけでありますが、ここまでは宗教のお話をさせていただきましたが、ロータリークラブでも「友」と言うことをとても大切にします。共に喜び共に悲しみそれがロータリアンの「友」でもあるのかなと思っております。この常日頃からの例会、また今月は年末家族会もございます。様々な機会を通じ、そのような友としての親睦を会員同士で深めていただきたいなと思っております。今月の会長の時間とさせていただきます。ありがとうございました。

本日のプログラム(年次総会・会員卓話 / 会長・幹事担当)

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