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第3307回週報

例会日:2024年6月14日

           

会長の時間/温水歴代(佐々木会長代理)会長

こんにちは。本日は佐々木会長が飛行機の時間に間に合わなかったとの事で、歴代会長を3代さかのぼりまして、温水が会長の時間をいただきました。久しぶりの会長の時間に何を話そうかと迷いましが、佐々木会長は自分の受けられている仕事のこともよく話されますので私もその事にふれたいと思います。私は学校法人で認定こども園幼稚園を経営しております。その付帯事業として、児童発達支援事業及び放課後等デイサービス事業も行っています。この事業は両方とも児童福祉法に基づくサービスの一つです。児童発達支援事業は未就学児の障がいのある子どもたちが、将来的に本人の負担を軽減する為に必要な支援を受ける為のサービスです。未就学の時期は身のまわりのことが出来たり、社会性やコミュニケーションなどを学ぶ大切な時期とされていますので、子どもひとりひとりに合わせた支援を、早期から行う事により、必要なスキルの習得を促し、生活がしやすくすることが期待されます。又、放課後等デイサービスとは、対象となる子どもの年令のみの違いで、こちらは障がいのある小学生、中学生、高校生の6~18 才のお子様が利用できる通所支援サービスです。主に学校の放課後、休日、夏休みや冬休みなどの長期休暇に利用できます。日常生活で必要な自立につながる訓練や、社会との交流、その他学校や家庭とは異なる空間、時間、人、体験等を通じてひとりひとりのお子様の状況に応じた発達支援を行う事により、お子様の最善の利益の保証と健全な育成を図っています。発達障害には、自閉症スペクトラム、ADHD、LDなどいろいろな種類がありますが、2022年の調査では支援の必要な子どもが小中学校で、8.8%、高校で 2.2%という数字もでています。「エッ、こんなに多いの?」と思いますが、今、発達障害という言葉をよく聞くようになりました。しかし、発達障害の子どもが増えたというよりは、社会の関心が発達障害に向き始めた為、発達障害と診断される子どもの数が増えたといえるかもしれません。又、ひと昔前に比べて、私達を取り巻く環境はとても複雑になりました。大人でも余裕のない厳しい状況におかれ、たとえ小さな子どもであっても、効率や完璧を求められる事が少なくありません。その為以前なら問題にならなかった個性の子どもでも、生きつらさを抱えるようになり、そうした子どもへの配慮や支援がより必要になってきたとも考えられます。発達障害は個性です。個性が強くなってあられたものです。ひとりひとりの個性を理解したうえで、生活を工夫したり、その子の成長のペースにあった適切やかかわり方をする、療育をし、この事業に携わって行きたいと考えております。

本日のプログラム(外部卓話 / プログラム委員会担当)

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