週報詳細
第3349回週報
例会日:2025年7月25日
会長の時間/河東会長
皆様、こんにちは。本日も例会へのご出席、お疲れ様で御座います。本年は早めの梅雨入りから早めの梅雨明けとなり、夏本番が始まるのがとても早く感じております。ここ数年、そのようなことが毎年繰り返されているように感じますし、逆に冬の始まりも遅く、期間もとても短いように思えます。また今世紀に入りまして気温上昇が顕著であり、冬場でも厚手のコートやジャンバーはもはや不要になっている方もいらっしゃることと思います。そこでここ100年の気温の上昇についてネットで調べてみました。気象庁のホームページでお調べしてみますと、世界気温の平均はここ100年で0.77度上昇していて、特に1990年以降が多くみられるようでした。それに伴って90年代以降、夏場に熱中症にかかる人が多くなり昨年は過去最多を更新したとの報道がありました。これらにはやはり世界中で起こっている環境破壊や地球温暖化、またオゾン層の破壊等が密接に関係しているのではないかと感じております。その中でも二酸化炭素排出の影響による地球の温暖化は多大なる懸念だと思います。温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、このようなカーボンニュートラル社会の実現こそが温暖化を止めることの出来る最大の行為だと感じております。その温室効果ガスの排出を全体としてゼロにするというのは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの「排出量」から、植林や森林管理などによる「吸収量」を差し引いて、合計を実質ゼロにすることを指しています。日本政府は2050年までにカーボンニュートラルを実現することを目標としています。またオゾン層の破壊の原因は皆様ご存じでしょうか?フロンガスが大気圏のオゾン層に多大なる影響を与えておりオゾン層を破壊してしまうことが言われています。フロンガスが大気に放出されオゾン層まで届くのは約20年。今、悪さをしているのは2000年代前半に放出されたフロンガスです。現在放出されてしまっているフロンガスはこれから20年後にオゾン層破壊の原因につながります。またそのフロンの代替となった新たなフロンガスが開発され、現在使用されていますが、こちらも放出されますと温室効果ガスとなってしまい二酸化炭素同様、カーボンニュートラルにとってはマイナスに作用しています。こちらについても適正な回収が必要です。このように世界環境は着実に破壊への道を進んでいるのではないでしょうか?突発的に線状降水帯が出来て降る集中豪雨やその逆の干ばつ、それに影響して山火事が多発したり、また台風の巨大化や猛烈化等、昨今の地球はおかしなことが様々なところで起こっております。皆様も地球全体の環境のことに更にご興味をお持ちいただき、身近なことでもお気をつけになられれば地球の延命化もまだまだ計れるのではないでしょうか。さて、本日は前年度の決算報告を温水歴代会長兼前年度会計にご報告を頂きます。昨年度は皆様ご承知のとおり、当クラブの70周年ということで昨年9月の記念事業でありました劇団四季によります「ジーザスクライスト・スーパースター」の記念上演を行い、市内の高校生を400名無償でお呼びしての開催や、10月の記念式典並びに記念祝賀会を盛大にとり行うことが出来ました。その分費用が掛かりましたが、歴史に残る70周年となりました。それ以外にも昨今の経済状況において、ほぼ全てのものが値上がりしているということもあり、本年度としては会費の見直しを諮らせて頂いたところでありました。皆様のご協力とご理解に改めて感謝申し上げます。そのようなことを踏まえて頂いたのち、決算のご報告を賜りたいと思います。それから今日は都城地区ロータリークラブ教育振興基金の理事長であられます都城西クラブにご所属の山村理事長にもお越し頂いております。私もこの教育振興基金には監事としてのお役目を頂いているのですが、理事会に出席して資料を拝見させて頂きますと年々基金が減っているようなことを感じております。是非ともこの基金が今後も永く続くためのご協力を頂くために、山村理事長からお話があることと思います。振興基金を受けられる高校生の皆様は家庭の都合でたいへんながらも真面目に学校に通っている将来有望な奨学生の方ばかりであります。またこの基金につきましては島津歴代会長が我がクラブで起ち上げられ、その後市内の他のクラブにもご賛同を頂き広がった基金でもあります。是非とも今後ともご支援の程宜しくお願い致します。それでは本日も有意義な例会となりますことをご祈念申し上げ、会長の時間とさせて頂きます。